違法性ある建物を解体から敷地として販売へ/解体せんか




Story

築60年の空き家の利活用の相談を受けました。
現地に行ってみると古い古民家が。中に入るとバタバタとした室内空間。空き家を活用する際は、水回りがどのような状態になるかが気になるところですが、案の定、上手く手入れが行き届いていません。(※水まわりを全面的に直すとなると大きなコストがかかります。)オーナーは別の敷地に新たな居を構えているため、コストをかけず、できることなら早く手放したい状況にあるということでした。貸家にするにも手直しが必要であるのでコストがかかる二進も三進もいかない状況でした。

調査により越境していることが判明

また、調査を進めていくと度重なる増改築の挙句、この住宅は敷地からはみ出していることがわかりました。空き家を活用する際でも法律は必ず守らなければなりません。
長い年月の中で違法性を持って建てられている建物も多くあり、そのような空き家は無理に使用する必要はありませんし、トラブルを未然に防ぐためにも減築か解体をお勧めするところです。
結果的には、当社で買い受け、解体し、更地として販売することとしました。
購入費用は、解体費用と購入費用、想定される敷地の売値から金額を割り出し、マイナスにならない、最低限の費用で購入することとなります。
今後のこの敷地建物に関しては全てこちらで請け負うものとしました。

どのような建物でも活用すれば良いというわけではありません。

他者に危険性を及ぼす恐れのある空き家を「特定空き家」と言います。
空き家を放っておくと倒壊の恐れも出てきますし、害虫や野生動物等の住処となり衛生上芳しくないことも起きてきます。
当社が購入に至った理由は、街中での敷地ではあるものの旧国道へのアクセスが良い点。また、解体後に残る敷地が南に面しており、日当たりもよく計画し易い等の敷地メリットを感じたからです。
敷地面積も60坪ほどと家族4人ほどの計画だとちょうど良い。上下水道の多少の移動は必要ではあるものの、価格も坪6万円を切る値段なら再販可能ではないかと考えました。

能美市大長野町の敷地です。

能美市の加賀産業開発さんにて販売されていますのでぜひ、以下よりアクセスください。

→ 加賀産業開発さん